イスラム文化論-2006年度学年末試験問題 [アラビア語通訳のエリコ通信社]

*次の5つの問題の中から2問を選択して論ぜよ。

  1. 「カリフ」とは何か。その継承方法や役割は時代とともにどのように変化したか。シーア派はスンニ派と比べて、「カリフ」に関してどのように異なった考えを持っているか。説明せよ。
  2. イスラムの五柱とは何か。それぞれについて具体的に説明せよ。
  3.       
  4. 中東地域では公正な選挙が行われると、元来選挙など西欧型の民主的手続きを否定しているイスラム過激主義勢力が台頭するという矛盾が見られる。このような現象が起ることについての背景、理由、改善策などについて自由に論ぜよ。但し、イスラムが本来予定している社会が民主的であるか否かについての貴見を含めること。
  5. 世界貿易センタービルに乗客を道連れに旅客機を激突させたのはイスラム過激主義者であるとされる。この行為はイスラムの教義において正当化され得るか。「ジハード」の概念に言及しつつ、論ぜよ。
  6. 2010年、首都圏のある都市で外国籍イスラム教徒の人口が急増し、街には顔を黒い布で覆った女性が出歩く姿が目立つようになった。このため、周辺の地価が暴落した。そこで、そのような服装を万人に禁止する条例を制定するよう市議会に訴える住民運動を起すことになったと仮定して、かかる条例を正当化する議論を展開せよ。

参考:日本国憲法

  • 第12条(自由及び権利の保持責任と濫用禁止)
      この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであって、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負う。
  • 第20条(信教の自由、政教分離)
    ① 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。・・・

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イスラム文化論
(多摩美術大学の講義)

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